午前7時40分、保育所着。
9時、電車を乗り継ぎ、東京・大手町にある職場に滑り込む。
午後5時、退社。
5時40分、保育所へ。
6時、自宅着。
食事を作って、子供と食べる。
片付け、洗濯。
まるで回転の早いレコードみたいな毎日が、10年だ。
職場の受信台の上には棚がある。
アイウエオ順に並んだ番号台帳をひきずりおろして、名前をひく。
なけれぽ、職業別をとる。
「はい、お待ち下さい」。
「104」の呼び出し音は絶え間がない。
ピー、ピー。
ブブブ・・・。
応答、調べる。
出る、調べる。
また、コール。
仕事は単調な繰り返しだ。
が、「辞めたい」と思ったことは一度もないそうです。
「ひとつの仕事を続けて来たってことは誇りだし、生きてる張り合いだもの」
宿直をこなしていたころの仮眠室。
二段ベッドは蚕棚そっくりでした。